春の贈りもの

春の贈りもの

越前和紙に纏わる尊い伝説 読む 春の贈りもの 1 分

気候も少しずつあたたかい日が増えてきて、花が咲いている様子も見られるようになりましたね。このようにぽかぽかとした陽気がつづくようになると、いよいよ春が来る気配が楽しみになってきます。
特に北陸では、大雪で寒波の続く冬だったため、桜の花がさく季節が格段に待ち遠しく思えます。

福井県、北陸の桜は、毎年4月の初旬ごろから咲き始めます。今回のお話は、福井県の桜のみどころをお伝えしたいと思います。

なんといっても、福井県の桜の有名どころは、足羽川の桜並木。2.2kmに渡り、水と緑に溢れた散策コースとして普段から愛されている足羽河原に桜が咲き誇ります。日本一のスケールとも呼ばれる600本もの桜が植えられ、満開の時期には、ピンクのトンネルを楽しめます。桜の開花時期にあわせて、「桜まつり」や夜のライトアップがほどこされ、たくさんの地元の人や観光客が訪れます。今年は3月22日、29日、4月の5日に、花火が打ち上げられる予定になっています。予想では、29日、4月5日には、桜と花火との豪華絢爛な夜が演出されるのではないかと思います。また、桜マラソンも開催され、桜並木を清々しく走れるコースはとても人気があり、たくさん県内外から参加していただいてます。


足羽川の桜並木。2.2km続く桜は圧巻


ライトアップされた足羽川

そして、私のおすすめの桜は、越前市の味真野小学校の桜です。越前市街地の東側に位置する味真野(あじまの)地区は、継体天皇ゆかりの地といわれています。春の時期になると校庭の真ん中に佇む見事な一本桜が咲き誇ります。樹高約15m、幹回り約3m、推定樹齢150年を超えるエドヒガンの大木です。私は味真野小学校出身ではありませんが、小さい頃、母に連れられて校庭の真ん中に佇む大きな大きな桜を見に行った思い出があります。

味真野小学校の桜。推定樹齢150年以上

桜の思い出は、皆さんもそれぞれお持ちだと思います。毎年桜を見ては感動を体験されていることだと思います。エーデパでは、春の贈り物として、越前和紙で一つ一つ作られた桜一輪をお買い上げいただきました商品と共に、添えさせていただいております。その桜は、昨年の3月、北陸新幹線が福井、敦賀間開通の記念にと、ILIA代表の五十嵐純子さんが発起人になり、各駅を越前和紙の桜の花でいっぱいにしようと飾られたものです。私も不器用ながらいくつかの桜の花を作らせていただきました。福井県の人はもちろん、県内外の約3,000人の手を借りてつくられました。北陸新幹線で来られた方々を16,000輪の越前和紙の桜の花で歓迎し、感動を覚えたのも一年前。そんな桜の花を、エーデパから皆様に春の贈り物として届けることができるのは、本当に嬉しいことです。


芦原駅に飾られた枝垂れ桜


越前たけふ駅は、越前焼に桜の枝を活け、周りには水仙も飾られた

エーデパから春の贈りもの。越前和紙で一枚一枚作られた花びらをぜひ楽しんでください。

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五十嵐郁子

1975年生。東京在住。エーデパディレクター。福井県越前市生まれ。日本女子大学卒。大学生の2人の娘の母。東京福井県人会理事。福井市応援隊サポーター。

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