格別な自分だけの髪飾り

格別な自分だけの髪飾り

SHIZUKU完成 〜若狭めのう細工とチタンの出会い 読む 格別な自分だけの髪飾り 1 分

皆様、こんにちは。2025年始まり、いかがおすごしでしょうか?福井県は例年に比べ、雪も少ないとはいえ、ちらほら雪もふる季節になってきているそうです。

そして、私は、新しい年を迎え、新年のご挨拶、初詣などなど。(その間に自分の50回目の誕生日もありつつ笑)また長女の成人式がやっと終わるという慌ただしい日々。ただ、この慌しさはめでたく嬉しいハレの日のためのもの。大変ながらも泣き笑い感動の日々でした。

一際、その中でも大切な日、長女の成人式。(福井県の半分の市町村は雪などの天候のこともあり、3月に成人式を行います。私の頃は雪で足場の悪い中の振袖だったなあ。。)ちょうど1年前くらいに振袖を選ぶことから始まりました。数多くある振袖の中から、好きかも〜というものを選び、そして羽織ってみて。。の繰り返し。なんと4時間。振袖を自分で決め、私が頷く姿を見た娘の嬉しそうな顔は忘れられません。

娘が成人式を迎える時に私からもう一つ素敵な贈り物をしたいと思っていたことがあります。それは、エーデパでお世話になっている「染め花Roses」の川森さんが、オーダーで作られている成人式用のつまみ細工の髪飾り。

早速、娘の選んだ濃紺の小さな花が豪華に映える着物姿の画像を川森さんにお見せし、娘の要望などもお伝えし、作っていただけることに。また、小柄な娘に合うようなあまり大きくはなく、使いやすいつまみ細工の髪飾りを作っていただきました。2〜3週間後、私の元に届いた髪飾りは、まるで選んだ振袖を再現したような艶やかさ。


かんざし風の垂れ下がるような飾りや大きめの飾りも


手のひらに幾つも乗るほどの小さなつまみ細工

一つ一つ違う仕上がりのつまみ細工。成人式以外でも浴衣や帯揚げの飾りなどにも使えるそう

川森さんは、自然に生える草木で布地を染め、それを一枚一枚花びらに成形し、花のアクセサリーを作っておられます。たくさんの時間や手間をかけて作られる自然な優しい風合いのアクセサリーは、エーデパでも人気の逸品たちです。


草木染めのイヤリング/ピアス。大きめのビーズと組み合わせています


小さな花びらを組み合わせて作るヘアピン
そんな川森さんが、この和風のつまみ細工を作り始めたのは、テレビでつまみ細工の作り方を見たことがきっかけ。見様見真似で作り始め、また1冊の本をお手本に自己流の作り方を完成させ、今では染めの段階からご自分お一人で作られているそうです。

つまみ細工は正絹やちりめんなどの布地を染料を使い、筆で染めていきます。ぼかしを入れたりして、染め方を変え、その都度イメージに合わせて仕上げていくそうです。その染め上げた布地を小さな布をピンセットを使いながら小さな小さな花びらを貼り付けたりして制作していきます。


ぼかしなどを調節しながら、一つ一つ筆で染めていきます


ピンセットを使って花びらを作り上げる細かな手仕事

「つまみ細工は染料を使い、筆で染めていきますが
染めるのが楽しくて!草木染めとは違う、染めの世界!仕上がりをお客様に喜んでいただけるのも嬉しいです。」

と、お客様の喜んでいただける笑顔のために、1枚の真っ白な生地から造り上げるお花のアクセサリーをこれからも作り続けていきたいそうです。

苦労をして育てたイメージは自分自身ありませんが、ママになってあっという間の二十年間。その節目に振袖を着て、会う人、会う人に「おめでとうございます」と言われる日。着物姿はもちろん、自分だけの髪飾りをつけてどこか一日中嬉しそうな娘を見ることができたことは私にとっても一つの節目となりました。


着物の配色や花の形に合わせて川森さんの感性で素敵に仕上げてくださいました。


近くで見ると同じ青色でも濃淡。細やかな手仕事が華やかに仕上げます


文章の冒頭に少しだけ触れましたが、実はもう1人年子の娘が。。余韻も冷めぬままに、もう一度繰り返すかと思うと笑。もちろん、川森さんにお手製のつまみ細工もお願いしたいと思います!

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五十嵐郁子

1975年生。東京在住。エーデパディレクター。福井県越前市生まれ。日本女子大学卒。大学生の2人の娘の母。東京福井県人会理事。

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セミオーダーできる自分だけのつまみ細工髪飾り

草木染め布花イヤリング


秋色ピアス