それは本日、最終放送日を迎える「NHK大河ドラマ光る君へ」。主人公である紫式部の縁の地として、何話かにわたり、越前市がクローズアップされました。しかも伝統工芸、越前和紙が平安時代から貴族に人気の高級な貴重な品として、扱われていたということもじっくり放映されました。そして、エーデパ縁の越前和紙職人の方がなんと俳優デビューも果たしました!今と変わらぬ技法で漉く和紙の様子が越前和紙伝統芸師さんによって、再現されたのです。
紫式部公園のすぐ隣に建てられた紫ゆかりの館
紫ゆかりの館では、紫式部が越前国にて滞在した頃を体感できる展示も
越前市に1台のみ紫色のタクシー、偶然見つけて嬉しい!
越前市生まれの私は、もちろん、紫式部が越前国にてお父様のお仕事の都合で一年くらいの間、暮らしていたことも知っていましたし、紫式部が書かれた源氏物語を読んだこともあります。越前市にある紫式部公園にもたびたび訪れたこともあります。
また、今回の光る君への脚本を手がけるのは、私の母校の先輩でもある大石静さん。さまざまなご縁で1年間、この光る君へを楽しんで鑑賞してきました。
そして、去年からこの一年を迎えるにあたって、越前市の職人さんや企業が紫式部にちなんで行われた商品の開発にも、楽しみながら参加させていただきました。弊社は、弊社のカフェで提供できる「紫式部」のアフタヌーンティーを制作。越前箪笥の仕掛けをふんだんに取り入れた、立方体のパープルの箪笥の中に、お菓子が隠された美味しくもあり、伝統工芸の技も楽しめるアフタヌーンティー。福井県内だけではなく、遠くからもわざわざ足を運んできてくださるお客様も来られるほどで、とても嬉しく思いました。
紫式部アフタヌーンティーの仕様書。越前箪笥の仕掛けがいっぱい
越前箪笥仕様の紫式部アフタヌーンティはエードットカフェにて召し上がれます。
この紫式部アフタヌーンティーのほかにも、この大河ドラマを機会に越前市を広く知っていただけるような越前市ならではの商品も開発され、エーデパにおいても販売させていただきました!商品の多くは、女性の方が中心となって作られ、紫式部に因んだ紫の色や、地域の特性、素材を活かしたもの。女性ならではの目線で作られた細やかな華やかなものが多くあります。
越前和紙の一筆箋。デザインは越前市在住のaiMikiさん。
紫式部の酵母で作られたビール。ラベルは越前和紙。
紫式部に因んで作られたパープルハートプロジェクトのメンバーの方々
さて、本題のこの「光る君へ」。その中でも私の中で大きく心に残ったシーンがあります。藤原彰子が一条天皇のために、源氏物語を本にして贈りたいと、ご自分で和紙を選ばれ、表紙の色や素材、また閉じる糸などもこだわって作られていたシーンがあります。大切な人のために、喜んでもらいたい一心で、丁寧一つ一つを選んで装丁していく姿や、また一条天皇が喜んでおられた時の彰子様の表情など、贈る気持ちの尊さがとても素敵な場面。
越前市にある大河ドラマ館
越前和紙とかな文字とプロジェクションマッピングで幻想的な世界が体験できます。
相手の喜ぶ表情を思い浮かべ、ものを選び贈る、私の人生の中では優先度が高い大切な行為です。ちょっとしたギフトでも選ぶのはワクワクします。(最近、娘たちはプレゼントの逆指名をしてくるのであまり楽しくはありませんが)
エーデパのある福井県、北陸は、昔から水も清く美しい自然があることから手仕事の盛んな地域です。大河ドラマの中で、越前和紙の手漉きの様子が描かれていたことからも、また、手仕事の技術も受け継がれて来ていることがわかります。そんな福井県、または北陸の中でたくさんの素敵な商品をご紹介していけること、新しい商品のお手伝いをできることを嬉しく思っています。これからも華やかな心も華やぐ手仕事を紹介していきたいと思います。お楽しみに。
【紫ゆかりの館】
〒915-0847 福井県越前市東千福町21-12
ルート1:北陸新幹線越前たけふ駅から車にて15分
ルート2:北陸自動車道武生ICから車で15分
ルート3:ハピライン武生駅から車で10分
【 武生中央公園屋内催事場「しきぶきぶんミュージアム」】
こちらは2024年12月30日をもって閉館となります。
【エードットカフェ】
紫式部アフタヌーンティーは予約制となっております
ご予約はこちらから
〒915−0071 福井県越前市府中1−12−18
ルート2:北陸自動車道武生ICから車で15分
ルート3:ハピライン武生駅から徒歩2分
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五十嵐郁子
1975年生。福井県越前市出身。東京在住。エーデパディレクター。福井県越前市生まれ。日本女子大学卒。大学生の2人の娘の母。東京福井県人会理事。
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