福井県の歴史

福井県の歴史

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みなさん、福井に興味を持ってくださってありがとうございます!

2024年3月16日、福井まで新幹線が開通し、関東以北の皆様にとってもぐっと身近な存在になったのではないでしょうか?一方で「なんとなく福井が魅力的な感じはわかるんだけど・・・何が見所なの?」というお声もしばしば笑
そこで私たちは、福井の魅力をより深く、よりマニアックにお伝えしていきたいと考えました。すでに福井に訪れていただいた方も、これから行ってみたいと思ってくださっている方にもぜひ参考になる情報を発信していきたいと思いますので、みなさんぜひお楽しみに!

記事の中では、エーデパで実際に販売されている商品などもご紹介しますので、ぜひ商品もお試しいただきながら、福井を感じていただければ嬉しいです。

それでは、第一回は「福井の歴史」からお届けします。

福井県の歴史

本州の日本海側に位置し、古くは越前(えちぜん)国・若狭(わかさ)国と呼ばれた地域を含む土地です。歴史的には戦国大名の朝倉氏が拠点を置いたことや、江戸時代には松平家(越前松平家)が治めるなど、大きく栄えた時代をいくつも経ています。そんな福井県の概略の歴史と、他県にはない魅力をご紹介します。

福井県の歴史概略

1.越前・若狭の成立

かつて福井県は、東側の越前国と西側の若狭国に分かれていました。越前は平野や盆地が多く、若狭は海に面した漁業の盛んな土地として発展してきました。

2.朝倉氏と一乗谷(いちじょうだに)

戦国時代、越前を治めたのが朝倉氏です。朝倉氏の本拠地だった一乗谷は当時の城下町の様子がよく残されており、「一乗谷朝倉氏遺跡」として国の特別史跡に指定されています。城郭や庭園、武家屋敷などが復元され、戦国の雰囲気を肌で感じられるスポットです。

3.松平家による治世と福井城

江戸時代に入ると徳川家康の次男・結城秀康(ゆうき ひでやす)が越前に入り、やがて福井藩主として松平家が支配しました。政治・産業の拠点となった福井城下は近代的な城下町へと発展し、現在の県庁所在地である福井市の基盤を築いています。

4.近代化と産業の発展

明治以降、廃藩置県などを経て福井県となり、絹織物や漆器などの伝統産業が近代化の波を受けながらも発展しました。戦後には県北部での恐竜化石発見など学術的にも注目が集まり、現在は化学・電機分野などの工場も多く進出し産業のバランスが整った地域となっています。


他県にはない福井県の魅力

1.禅の聖地「永平寺(えいへいじ)」

曹洞宗の大本山として知られる永平寺は、道元禅師によって開かれた禅の修行道場です。歴史ある伽藍の数々や厳かな修行の雰囲気は、一度は訪れてみたい場所。座禅や写経体験など、禅文化を身近に感じられる貴重なスポットです。

2.恐竜王国ふくい「福井県立恐竜博物館」

世界三大恐竜博物館の一つとも称される規模を誇る博物館で、恐竜の骨格標本はもちろん、発掘の歴史や研究成果をわかりやすく展示しています。恐竜の化石発掘量が日本有数である福井県ならではの体験ができるため、子どもから大人まで楽しめます。

3.断崖絶壁の絶景「東尋坊(とうじんぼう)」

日本海に面した荒々しい海食崖(かいしょくがい)で、国の名勝・天然記念物にも指定されています。波が打ち寄せる断崖絶壁が生み出す迫力ある景色は、まさに福井を代表する観光スポットのひとつです。

4.伝統工芸「越前打刃物・越前和紙・越前漆器」

福井県は多彩な伝統工芸が受け継がれる地域でもあります。

・越前打刃物: 全国的に知られる刃物の産地で、切れ味の良さは世界的にも評価されています。

・越前和紙: 日本最古の和紙産地の一つといわれ、丈夫で美しい紙として重要文化財の修復にも使われるほど。

・越前漆器: 漆塗りの産地として1500年以上の歴史を持ち、日常使いから芸術作品まで幅広く愛されています。

5.メガネの聖地「鯖江(さばえ)」

鯖江市は日本のメガネフレーム生産の約9割を担うほどの一大産地。高品質なフレームづくりと先進的なデザインで世界的にも知られています。工場見学やオーダーメイド体験など、メガネづくりのプロセスを間近で見られるのは鯖江ならではの楽しみです。

6.海の幸・山の幸の豊かな食文化

日本海に面していることから、冬の味覚である「越前ガニ」や新鮮な魚介類が豊富に楽しめます。また「ソースカツ丼」「越前そば」「へしこ(魚の糠漬け)」など、福井独特の食文化が根付いています。

若狭地方の鯖(さば)街道を中心に発展してきた鯖料理も、歴史的な食文化を感じさせる逸品です。

7.幸福度が高い県としての魅力

福井県は「幸福度の高い県」として、全国アンケートなどでも上位にランクインし続けています。豊かな自然と住みやすい環境、伝統産業やコミュニティの結びつきがその要因とも言われ、観光客にとっても温かな雰囲気を味わえる土地です。

 

福井県は、戦国時代の朝倉氏の歴史を色濃く残す一乗谷、江戸時代からの松平家の拠点としての福井城下をはじめとして、長い歴史の中で培われた文化と産業が数多く息づいている土地です。禅の大本山である永平寺や、恐竜王国として名高い福井県立恐竜博物館、断崖絶壁の東尋坊に代表される雄大な自然、そして越前打刃物や越前和紙などの伝統工芸も他県にはない魅力のひとつです。

北陸ならではの風土と、山海の恵みを活かした食文化が豊かな福井県。歴史探訪から自然、伝統文化体験まで、一度の旅で多彩な見どころがあるのが最大の特徴といえます。日本を訪れる際には、ぜひ福井の魅力を味わいに足を運んでみてください。

第二回は「福井県の人たちはみな奥ゆかしい?紫式部も感じた都とは違う空気」
をお届けします。

みなさん、福井に興味を持ってくださってありがとうございます!